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ドイツの生活⑦

     3年目 ◆

~月日は流れ・・~

 

小学校の選択 

2010年、春。 は5才、日本では4月から年長さんです。

 

ドイツでは新学年は8月スタート、630日現在で満6歳になっている子は8月から新一年生となります。但し、小学校長との面接でOKが出れば5才でも入学可、逆にまだ無理だと思えば遅らせても問題ありません。

 

がもし日本人学校に行くなら後1年、現地の小学校に行くなら後1年半 幼稚園です。どちらを選ぶべきか。幼稚園と違い、学校となると今までのような適当な決断ではいけません。目先の事だけでなく、の将来も踏まえて決定しなくては。数年後に日本に帰った時に漢字が書けなくて困った、とか話が合わなくて困った、とか色々な例を耳にします。

 

我が家から車で10分のところに日本人学校があります。小規模なので目が行き届いていい学校よ、という話も聞くけど、小さい世界でお付き合いが大変!という噂も・・。

う~ん、決められない。取り敢えず どうしたいかに聞いてみよう!(いいのか、こんな大事なこと5歳児に決めさせて!?)

 

最近 隣に住む☆ちゃんと急激に仲良くなっているの答えは迷わず「ちゃんと一緒に学校行きたい。」

☆ちゃんは6月生まれなので入学は今年の8月から。それもいいかも。という訳で、小学校長に面接してもらうことにしました。(適当な決断はいけないんじゃないの?)

 

公立小学校「エーリッヒ・ケストナー小学校」は家から歩いて7~8分のところにあります。

ドイツの小学校は4年生まで。各学年2クラス、そして各クラスが約20名のこじんまりとした学校です。面接でお会いした校長先生は女性で、とてもにこやかな優しい感じ。私もも直感で気に入ってしまいました。はもう、当然この学校にちゃんと一緒に通えるって思っているし・・。ま、いいか。なるようになるさ。・・・校長先生からOKを頂き、この8月から晴れてピカピカの小学1年生!になることに。(まだ5才だけど。(^^♪

 

さあ、入学に向けて準備です。でもその前に幼稚園の卒園にむけて色々な行事があるそうです。卒園プロジェクトといって、いろんな社会見学に出かけます。博物館・飛行場・警察・ゴミ収集場・・・。そして卒園式にむけて劇の練習、アルバム作り、などなど楽しい計画がいっぱい。またたく間に夏を迎えました。

 

娘の友達 その① 

日本人といっても いろんなタイプの人がいるのと同じで、ドイツ人といっても当然 色々なタイプがあり、「ドイツ人ってこんな感じ。」とまとめるのは難しい。なので、ドイツで私達が知り合ったドイツ人を少し紹介します。

 

まずはの幼稚園からの一番のお友達、ちゃん。彼女は我が家の隣の大きな家の女の子。

庭にはブランコ・砂場・ツリーハウス(木の上にある小さな小屋)などがあり、毎週パパさんが芝刈りなんかしている。おじいちゃん、おばあちゃんもよく来られていて、おもちゃに不自由はない。曰く、車の中ではいつも「うちでは聞いたことがない曲」が流れているそうな。そんなちゃんを我が家の車に乗せたことがありました。うちの車の中ではちゃんが「聞いたことのない曲」が流れています。ちゃんが「わぁ~、綺麗な日本の曲。」と感動してくれました。その時の曲はモーツァルトのアイネ・クライネ・ナハト・ムジーク。

 

娘の友達 その② 

ちゃん。彼女はドイツ人といっても、半分ペルーの血が流れています。

 

彼女のお母さんは10代で、ペルーからドイツにやって来ました。このお母さんについて、この場で書き出したらキリがないのでやめておきますが・・・。面白い人です。一言でいえば凄い教育ママ、だけど根っからのラテン系なので、あっけらかんとしていて憎めません。そんな彼女はなぜか私にとても親切での教育などにも、あれこれ助言・指導を惜しみません。

 

娘のちゃんは頑固なドイツ人の血と自由奔放なペルー人の血をしっかり受け継いでいて個性の塊。そしてそのちゃんとは、なぜかとても気が合って母子一緒によく遊びました。

ちゃんはと同い年。といっても半年ほど年下です。彼女のお姉さん(既に17歳)がズスリン先生にピアノを習っていたので、知り合ったわけですが、ちゃんはなぜか違う先生に習い始めました。と同時にバイオリンも習い始めました。この母子と知り合った頃はちゃんもも3才。

 

でも早期教育に詳しく、子供の可能性を信じまっしぐらでした。おもちゃ類もいわゆる知育玩具、素材も吟味します。そして「これはいい!」と思うと親切に私にも勧めてきます。バイオリンの鈴木メソードや公文などにも詳しく「日本人は素晴らしい!」と思ってくれているようでした。

 

そんな母親の期待に沿ってちゃんはかなりデキル女の子。ドイツ生活において、の良き友達、そして良きライバルになりました。

 

日本人補習校 

が4才から通い始めた日本人補習校(正式名は 日本語補習授業校)。平日は日本人学校で、日本人駐在員家庭の子供達が通っており、週末だけ補習校が建物を間借りしています。

 

さすが日本人学校!どの学年も10人前後の小規模な学校にもかかわらず、広い運動場、立派な校舎。各教室にアップライトピアノが置かれています。 

 

我がは補習校の生徒。こちらは3分の2がハーフの子供達。なので月~金は現地ドイツの教育を受けています。

 

9月に日本人学校と補習校、合同で運動会を行います。運動会の一か月前位から日本人学校の子供たちは毎日リレーやダンス、応援合戦の練習に励むそうです。

 

補習校の練習は・・。本番の前の週に一度だけ。取り敢えず何をするか、どんなルールか、ぐらいはおさえておこう。ドイツの学校で列を作って真っ直ぐに並ぶ、みんなで揃ってダンスをする、なんていう経験のない補習校の子供達。・・・・・ばらばら(苦笑)。

 

「は~い、皆さん腰を下ろして!」の先生の合図に日本人学校の生徒たちはサッと座ります。一方、補習校生は・・ぼ~っと突っ立ってる!「座りなさい」は理解できるけど「腰を下ろす」は難しかった!!

 

 

 

 

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