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ドイツの生活⑧

~ドイツの冬~

ドイツのクリスマス 

日本では一年中、お店は開いているし、店員さんは丁寧だし、ファミレスや焼肉の食べ放題、回転寿司などなど安くて美味しい物が気軽に食べられるし、宅配便は時間指定に忠実だし・・・。日本のいいところをあげるときりがない。日本最高!! でも今のこの季節。クリスマスになると、やはり軍配はドイツに上がります。

 

日本でクリスマス気分を高める為に重要なのは音楽。昔ながらのジングルベル・赤鼻のトナカイ・聖しこの夜など。ちょっとポピュラーだと戦場のメリークリスマス とか山下達郎のクリスマス・イヴ(もう古いか?)

 

でもドイツの街中は、この季節でもあまりお店のBGMで気分を盛り上げたりはしないのです。日本でも有名なドイツのクリスマスのマルクトでさえ、音楽は流れていない。クリスマス=静寂。これが私のドイツのクリスマスのイメージです。

クリスマスはお祭りではないのです。

 

ドイツの年末年始

の通う幼稚園でもクリスマスのデコレーションに子供も父兄も大忙し。そしてイエス様についての絵本を毎日読んでもらって、キリスト教徒ではないもクリスマスの真の意味を少し理解したようです。教会に足を運んだあとは静かに家族だけで過ごします。

 

26日になると一気にお正月の準備!大掃除、おせち料理の準備に大わらわ・・・。にならないドイツの年末が恋しい!

ドイツの家庭ではクリスマスツリーは1224日に飾り、年が明けてもしばらく飾ったまま。

 

1月1日はさすがに仕事もお休みですが、例えばもし2日が平日だと、もう出勤しなければならないのです。大晦日から若者は街に繰り出し、爆竹を鳴らしてビールやワイン片手に大騒ぎ。新年を迎えた朝は町中、燃えカスでゴミだらけ。ゴ~ン・・という除夜の鐘、厳かな元日の朝。お正月はやはり日本ですね。

 

インフルエンザ 

  満3才で渡独したは ほぼ全ての予防注射を終えていたのですが、国によって必要な予防注射が異なり これもまた頭痛の種でした。

 

そしてインフルエンザの予防注射。ドイツの病院は基本的に薬を処方するのを好みません。風邪位で病院に行っても「ハーブティーを飲んで暖かくしてなさい。」で終わってしまいます。

 

インフルエンザの予防注射も、老人・幼児以外はほとんどしないようです。日本では当たり前のようにしていたインフルエンザの予防注射。するべきか、しないべきか。ドイツ人の友達はほとんど「しないよ~、そんなの。」 日本人の友達はほとんど「するよ~、やっぱり。」 ウィルスも人種を選んで攻撃してくるわけじゃないと思うけど・・。やっぱり日本人だからしようかな。(何事にも自分一人で判断できない。情けないなぁ・・)

 

春の訪れ

ドイツの冬は厳しい!一番寒いときでー14°Cを体験しました。雪掻きも上手になりました。子供達はスキーウェアを着てソリを引っ張って学校や幼稚園に行きます。一度積もった雪はなかなか溶けません。 子供たちはそれでも元気いっぱい外で走り回り、雪だるまを作ります。ドイツの雪だるまは3段重ねなんです。(頭・胴・尻なのかな?)

 

でも、根雪になった庭のすみから白い小さなお花が顔を出すと、「もう春が来るね」と人々の顔がほころびます。この小さな花は「シュニーグロックヒェン」。直訳すると「雪の鈴」かな。日本名は「待雪草」といいます。

 

子育てと仕事の両立

私達が住んでいた地域は比較的田舎で、祖父母と同居、もしくは近くに住んでいるというケースが結構ありました。なので若いお母さんもすぐに復職し、子供の送り迎えをお婆ちゃん達が引き受けている家庭が多かったようです。

 

そういう恵まれた環境でなくても、母親がすぐに仕事に復帰するのは当たり前です。出産後、育児休暇を遠慮なく取り、そしてまた職場復帰できる。日本ではまだまだムツカシイ状況です。

 

また、が通う幼稚園でも、先生が自分の子供をよく職場に連れて来たりしました。「今日、子供の学校が休みなのよ。」何の問題もありません。「あなたはどうして仕事しないの?ピアノ教えればいいのに」と、よく言われました。言葉の問題もあって勇気の出なかった私。そう言い訳すると「だって、喋ってるじゃない。」と不思議そうに言われます。この「うじうじ・・」は、いかにも日本人っぽい? 

 

 

 

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