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ドイツの生活⑪

     ドイツ生活終盤へ・・◆

大事件!

20126月、実家の母が遊びに来ました。

 

着いた翌日のまだ時差ボケが残っている頃、近くの大きなスーパーに買い出しに出かけました。野菜やら牛乳やら沢山買い込んでレジで支払いを済ませ、袋に荷物を詰めているとガードマンらしき男が声を掛けてきました。

 

早口で最初は何を言ってるのかわからなかったので適当にあしらおうと思ったのですが、しつこいので よ~く聞いていると、なんと私達がお金を支払わずに大量の肉を持っている(=要するに万引き!)というのです。「肉売り場の店員が、余りにも大量の肉を二人組のアジア人が持って行ったので怪しい、と通報が入った」というのです。

 

アジア人というだけで偏見の目!!事務所に連れて行かれ、余りにも横柄な態度で私も怒り心頭!!カバンの中をすべて見せて「お肉なんか持ってないでしょ!」とやりあってるところに肉売り場の店員がやって来て「あ、この人たちじゃない。」と。

 

「あ~、人違いだったよ」と悪びれもしないこのガードマン男に、日ごろ温厚な私もキレました。「人を犯罪人扱いしてそれだけ!?」と私の剣幕に何が何だかわからない母も「あんた、強くなったねえ・・」と感心してくれました。お詫びとしてシャンパン1本ゲット。(たった1本!)

 

~いつ帰国になっても後悔しないように~ 8

2011年の冬。もこの地で4回誕生日を迎え、もう7歳です。生まれてから 日本よりドイツでの生活のほうが長くなりました。

 

こちらで知り合った同じような境遇の日本人友達も、徐々に帰国したり、新天地へ異動したり・・。我が家もそろそろかもしれません。

の生活は今のままでいいのかしら・・・?

 

 *学校生活は・・友達も沢山でき、放課後も遊ぶ約束もほぼ毎日。楽しく過ごして問題なしです。

 *勉強は・・・・・・学校の勉強は進度がゆっくりで、宿題も少ないので楽勝です。

 *日本語補習校は・・・・・両親が日本人なのでハーフの子達に比べるとやはり

        有利。小1の漢字は苦労してません。

 *ピアノは・・・・・・だったら もうひとがんばりする余裕があるはず!!!

 

は本人の意思とは関係なく、4歳からピアノの前に座るようになりました。

残念ながら生まれながらの音感、リズム感は全くナシ。

おまけに好奇心は旺盛だけど、飽き性で集中力もナイ。

私は将来にピアニストになってもらいたい、とは考えていません。

でも何になっても生活の一部に音楽がある人生を送ってもらいたいのです。

”音楽を聴く”楽しみだけでなく、”音楽をやる”楽しみがあると人生が何倍も

楽しくなります。でも、そうなる為には少しの努力は必要です。毎日の練習・・。

殆どの子供達は”とにかく弾くのが大好きで(^^♪” という神童ではありません。

そんな子達にレッスンを継続できるように仕向ける母親になるのは難しいですね。

何とか続けさせることはできても実際、子供たちは楽しんでいるのでしょうか。

も勿論、コンクールでいい成績を取ったときなどは超ゴキゲンで「がんばって

良かった!」と大満足ですが、それが楽しい、ということなのでしょうか。

何はともあれ、この前のスタインウェイコンクールで良き友、良きライバルの

ちゃんが2位を獲得し「次は私も出る!」と宣言してしまった

恐らく、ドイツ生活最後になるであろう、この一年の目標が定まりました。

 

スタインウェイコンクールの選曲 

2012年春。スタインウェイコンクールは9月開催ですが、

申し込みは6月末。そろそろ曲を決めなければなりません。

開催時点でギリギリ8歳になってしまうはカテゴリーB810歳)

でかなり不利です。

 

曲は2曲で、1曲は古典(ハイドン・モーツァルト・ベートーヴェン

など)を入れなければなりません。

ズスリン先生とも相談しながら悩みましたが、先生も私も、そして

張本人のも気に入ったのが「イベールの物語」の中の「水売り女」。

ストーリー性もあり、変化に富んで面白い。

 

もう1曲が決まらないー!

軽々と指が回らないにハイドン・モーツァルトはムリ、とズスリン先生。

でもオクターブがギリギリのの指でベートーヴェンもかなりキツイ。

”エリーゼのために”のような知られすぎてる曲も避けたいし。

「ベートーヴェン ピアノ曲全集」のCDから小曲を全て聴き、

見つけた幻の1曲。私の提案にズスリン先生も「これがいい!」と。

でも既に楽譜は廃版になって売られてません。出版元に在庫があり、わざわざ取り寄せてやっと手に入れた曲。「Allegretto Hess 69 in c-moll

YouTubeで見つけて聴いてみてくださいね(楽譜も見られます)。

 

ついに辞令!!

2012年夏。とうとう年内に帰国が決まりました。心構えはできている、と思っていましたが、いざとなると何から手をつけていいのやら・・・。

荷物の整理。持ち帰るもの、捨てるもの、売るもの、差し上げるもの。色々仕分けしなければなりません。でもそんなことよりもっと大切なこと。そう、想い出づくりです。に帰国が決まったことを知らせると、嬉しい気持ちと寂しい気持ちが入り混じって・・・。複雑。

 

体験入学

留守中、三田の我が家は空き家になっていました。両親が頻繁に足を運んで窓を開けてくれていたので傷んではいませんでしたが、帰国にあたりリフォームする事に。その話し合いなどのために一時帰国することにしたので、急きょ、を小学校に体験入学させてもらうことにしました。にとってはウキウキ・ドキドキ・ワクワク♪♪♪  ほんの数日間でしたが、みんなに親切にしてもらってお友達もでき、美味しい給食に感激し、帰国が楽しみになったようです。(^^♪

 

転校にあたって用意するものリストを渡されました。

お道具箱、鍵盤ハーモニカ、体操服、上靴、体育館シューズ、などなど・・。

クラクラめまいがしてきました。

 

 

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