国歌についてのお話　その⑦

役に立つかどうかわからないけれど、国歌についてのお話

  ソビエト連邦国歌とロシア連邦国歌について

ソ連（ソビエト社会主義共和国連邦）が崩壊すると、構成していた共和国はそれぞれ独自の国歌に改めていきました。

ロシアは脱ソビエト化を推していたエリツィン大統領により、グリンカ作曲の「愛国歌」を国歌に定めましたが歌詞もなく、定着しませんでした。

プーチン大統領によって、「強いソ連」と「現代ロシア」を融合させ「強いロシア」のイメージを強調すべく、ソビエト連邦国歌を復活させる国歌法を制定し、ソビエト連邦国歌はロシア連邦国歌として復活しました。

ロシア国民には人気の国歌ですが、諸外国には「ソビエト連邦を復活させるのか？」と不信感が強まっているそうです。

国歌一つにおいても簡単ではないですね。