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国歌についてのお話 その⑩

 役に立つかどうかわからないけれど、国歌についてのお話。

 

 君が代について

 

そう言えば、我が国の国歌、「君が代」について恥ずかしながら何も知識がないことに、今更ながら気が付き、慌てて調べてみました。

 

*歌詞について

  古今和歌集の「詠み人知らず」の短歌

 「君が代は千代に八千代にさざれ石の巌(いはほ)となりて苔のむすまで」

 

 さざれ石(小石、細石)が成長して大きな岩となり、それに苔がはえるまで の意味で

 限りない悠久の年月をイメージしているそうです。

 京都の賀茂御祖神社に「さざれ石」はあるそうです。

 

*メロディーについて

 曲が出来上がるまでの変遷はあまりにも複雑でした。大まかにまとめると・・

 

1.1869年エディンバラ公が来日するにあたり、日本に国歌が無いのは遺憾だ、と

   イギリスの軍楽隊長フェントンが自ら作曲。

  鹿児島から鼓笛隊の青少年が横浜に呼び寄せられ薩摩バンドを設立。

  フェントン指揮で演奏されました。

  しかしフェントン作曲の「君が代」は威厳を欠いていて不評、

  西洋的な旋律にも馴染めず、普及せず。

 

2.国歌は近代西洋において生まれ、日本が開国した幕末の時点において

  外交上欠かせないものとなっていました。

  そこで1880年、宮内省伶人の林廣守が中心となって雅楽調の旋律をもとにして

  曲を起こし、ドイツ人の海軍軍楽教師のエッケルトが西洋風和声を付けて

  吹奏楽用に編曲しました。

 

 これで晴れて「国歌の出来上がり(^^)となるのではなく、紆余曲折を経て

第二次世界大戦後は日の丸掲揚禁止ottoman「君が代」斉唱を禁止された事もありました。

 

法的に「国旗及び国歌に関する法律」(国旗国歌法)が成立したのはなんと1999年(平成11年)のこと。

この前やん!

もっと詳しいことを知りたい人はWikipediaをご参照ください。

 

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