最近読んだ本

「強制収容所のバイオリニスト」という本を読みました。 アウシュヴィッツの強制収容所に送られたポーランド 女性(著者)は、バイオリンを演奏することができた事 で収容所の女性音楽隊の一員となりました。 音楽は身を助ける、とよく言われます。確かに音楽隊 の一員となれたことで、他の囚人たちよりは比較的ましな環境に身を置くことができました。でも囚人たちを労働に送り出すための明るいマーチを良心の呵責に 耐えながら、肩身の狭い思いで演奏しなければならない辛さは想像を絶します。こういう形で音楽を利用することにショックを受けました。 また、ユダヤ人でなくともアウシュヴィッツに送られた人達がいたことも初めて知りました。 タイトルに興味を持ち手に取った本ですが、重すぎる 内容でした・・。