1.「ムリ。」
何十年(?)もピアノ教師をやっているわけですが、昔は聞いたことがなかったのに最近の子供たちがよく口にするセリフが「ムリ。」
「無理」とは元来、「実現させるのはほぼ不可能な場合」に用いられる言葉ですよね。
「ここの右手、何度も練習したのですがどうしても和音が掴めなくて無理でした」
・・これならわかる。
「ここのところ、もう一度やってみようか?」
「ムリ。」
間髪いれずに返ってくるこのセリフ。就学前の子供でもよく使います。
「やってみてから言えよ!」と心の中で叫びます。
ピアノを習うといろんな力が身に付く、という理由でピアノを始める、または我が子に習わせる保護者さまが増えています。でも、ただ習えば身に付くわけではありません。
習って、努力すればすごい力が付いてきます。でも何もしないで週に1回、レッスンにくるだけでは当然その効果は期待できません。
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