地元三田市にある郷の音ホール、今年で開館15周年だそうです。それを記念して三田市在住のピアニスト中野慶理さんの演奏会がありました。
スカルラッティ、ベートーヴェン、ドビュッシー、ラフマニノフの作品に続き、最後はロシアの作曲家ムソルグスキーの「展覧会の絵」。
画家である友人の遺作がこの曲の創作動機となりました。10枚の絵と、それをつなぐプロムナードから成り立つ組曲です。ロシア民族楽派特有の抒情的な作品で、最後は「キエフの大門」で締めくくられます。力強く、重量感のある、そして落ち着いた響きは中野慶理さんの体型だからこその迫力でした。
ウクライナのキーフにあるこの大門が無事であることを祈ります。
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