クラシック界の女性作曲家⑥

ヒルデガルト・フォン・ビンゲン（Hildegard von Bingen）

　　19世紀以前、もっと古い時代にも活躍した女性作曲家がいます。

　　Hildegard von Bingenは1098年（1099？）に生まれ、1179年に亡くなったドイツの修道女、作曲家、詩人、医師、神秘家です。　

　　彼女が修道院で生まれたころの中世ドイツは、神聖ローマ帝国の統治下にありました。

　　非常に多才な彼女は、数々の分野で卓越した才能を発揮しました。　

　　Hildegard von Bingenは有名な聖歌や宗教的な詩を作曲しました。

　　彼女の音楽は独自のスタイルと豊かな表現力で多くの人々から愛されており、「ヒルデガルドの聖歌」「神秘的な歌」などとして知られています。

　　また、ヒルデガルドは自身の神秘的な経験を書き記した著書も残し、「神の叡智」と称される神秘的な著作でも知られています。また、医学的な著作も評価されており、当時としては珍しい女性として多岐にわたる分野で活躍しました。

　　近年、彼女の音楽や思想が再評価され、クラシック音楽界での地位が高まっています。

　　彼女の功績は、中世の女性の知識と文化的影響に対する理解を深める上で非常に重要なものです。